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2008年2月 3日 (日)

精神対話士について

最近、私のブログをご覧になられる人の検索で精神対話士で検索して、入ってこられる人が沢山あります。今年も、全国8会場位で(財)メンタルケア協会主催のメンタルケアのスペシャリスト養成講座が行われます。たくさんの人が精神対話士というものに興味をもたれているのかと思いました。

今日は、精神対話士について書きます。ここでは、なぜ精神対話士を取ったかを記載します。

私は、現在 介護老人保健施設に勤めています。前職は、公務員・・・福祉分野は初めての仕事・・・以前の医療・福祉のイメージは、「人の心の痛みの分かる、キリストやお釈迦様のような大らかな情の深い、人の痛みを自分のエネルギーに変え共に泣き、共に笑いのできるような人達」と思っていました。それと、何らかの喪失体験を経験したりしている人が多いと・・・。勤めて思うのは、そんな人は少ないのかなぁ・・・サラリーマン化している様に感じました。資格試験で、詰め込みの試験の為の勉強で、確かに実習とかあるのでしょうが、資格を習得しようとする人の人間性(人格)やどれだけの喪失体験をしてきているか等は全く関係が無いのです。施設に勤めて、その事を知りました。

私は、福祉の学校に進学した訳でも無く、5年前に1年夜間の精神保健福祉士(PSW)の養成学校に行きます。でも、試験は、まだ合格していません。

施設では、リハビリの助手として働いています。私は、施設に勤め始めた当初から、入所者との対話は大事にしてきました。手や足をさすってあげると大変喜ばれます。これが正しいか間違いかどうかは分かりません。学校でも施設でも学んでいません。

リハビリの作業療法士の人達の仕事を4年間みて思うのは、前の公務員の仕事がら見たら ここは行き当たりばったりに見えます。例えば、リハビリ室に入所者が来たら、ホットパックしたり、平行棒を歩かせたりします。長く訓練室にいる人もいれば、そうでない人もいる・・・毎日来る人もいれば、そうでない人・・・全く月に1回も関わって無い入所者もいます。介護老人保健施設は、社会復帰を理念としていますが、4年で社会復帰した人は片手の人数もあるかないか・・・そして、死ぬ人が多い現実・・・・(勿論、亡くなる前に病院に運ばれてです)

集団療法で風船バレーやその他、カラオケなどを集団で何か行う事が多いですが、例えば、風船バレーを行った、個々の表情や個々の風船バレーやカラオケをする前、後の違いとか・・・そんなのはしてないし、ただ、風船バレーに参加。カラオケに参加で終わるのです。これは、集団療法で可算を取る為に行います。作業療法士がする時もありますが助手の私が行います。作業療法士が風船バレーをするのも私がするのも同じです。点数になるかならないかの違いはあります。ですから、記録は・・・の名前で行います。

そんなモヤモヤしてる中で精神対話士の事を新聞で知りました。 精神対話士は、メンタルケア協会が認定する資格です。メンタルケア協会は、慶応大学医学部出身の医師達が中心となって設立した民間団体です。(昨年文部科学大臣より財団法人設立の許可をいただかれ、 財団法人 メンタルケア協会 になりました。)

メンタルケアのスペシャリストとして平成5年にスタート。治療が目的ではなく、何らかの原因で孤独感や喪失感に苦しんでいる人を訪問し、対話を通じて本人の生きる気力の充実を支援していきます。

そして、受講して驚いたのは 講師の人達の顔ぶれでした野球で表現しますとオールスター選手や日本代表選手・・・それ位のそうそうたる講師陣でした。

講義を受講して分かって来たのは、「私の日々、入所者との対話や行っている事は決して間違いでない・・・大切な事だと」そして、個人面接の際に、面接官の某大学病院 看護副部長から、「あなたは、すでに精神対話を今の職場で実践されているのですね・・・あなたと面接していて、凄くここち良い気持ちになりました。」と面接試験の途中でそう言われた事は大きな自信になりました。これは余談ですが、試験を終えて、面接官からその様に言われた事を、鎌田 達先生洋画家前田 美誉子先生に伝えると、自分の事のように大変喜んでくださり、「面接試験の時にそのように言われる事は珍しいし、凄いよ!」と・・・。結果的には精神対話士になることができました。その時は、受講130人位で11人の合格でした。受講されてたのは、主婦、会社員、看護師、学校の先生、ワーカー、心理士、その他・・・。様々の人でした。

仕事をしながら想うのは、余命短い入所者が、私と縁あって出会い、会話することで少しでも、「この子と出会えて良かった、話ができて良かった・・・何か元気がでた・・・」といった事を感じてもらえたら嬉しいのと、私も、入所者から多くの事を教えて頂いていて、明日につながるエネルギーの源(元気)を頂いていると思うのです。

財団法人 メンタルケア協会 のホームページ


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コメント

歳と共に誰もが子供に帰ってゆくと
人は云うけれど それは多分嘘だ
思い通りにとべない心と 動かぬ手足
抱きしめて 燃え残る夢達

さだまさしさんの「療養所(サナトリウム)」の歌詞の一節です。
どの人間も、生まれ、精一杯生きて、
やがて命は尽きる。

その人の一生を否定するような対応だけは、
絶対にしてはいけないのだと、私はいつも思ってます。
「心のやりとり」は、形では残らないけれど、
きっと魂に刻み込まれているはずです。

私もけいちゃんさんも、お金では買えないものを、
たくさん貰える、ラッキーな仕事をしているんですよね^^

投稿: 蒼子 | 2008年2月 5日 (火) 午後 02時00分

蒼子さんへ

こんばんは。コメントありがとうございます。

>どの人間も、生まれ、精一杯生きて、
やがて命は尽きる。

蒼子さんの言われる通りだと思います。
施設で、入所者と対話しながら、ふれあいながら心の中でいつも、「ああ、今は話しているけれど、いつまで、この人達と話せふれあえるのだろうか・・・もっと、もっと、私に色々と教えて・・・メッセージを残して・・・」と思うんです。
大切にしたいです。

>私もけいちゃんさんも、お金では買えないものを、
たくさん貰える、ラッキーな仕事をしているんですよね^^

本当ですよね(^o^)感謝しないといけないと思います。蒼子さん、ありがとうございます。

投稿: けいちゃん | 2008年2月 5日 (火) 午後 09時11分

精神対話士は、どの学部が有利なんでしょうか?

今、高1なんですが、よく分からなくて・・・

教えてください(ノ_-。)

投稿: | 2011年8月28日 (日) 午後 12時32分

はじめまして、精神対話士について調べていたのですが、けいちゃんさんは精神対話士の仕事が出来るようになるまで、どれくらい時間がかかりましたか?
それとなぜ精神対話士の仕事をしようと思ったのですか?

今後の参考にするために是非聞かせてもらいたいです。

投稿: かえる | 2014年3月27日 (木) 午前 05時43分

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