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2007年12月 1日 (土)

何かをしよう~坂村 真民~の詩を読んだある入所者の思い

 先日、私の勤めている施設で入所のお年寄りに次の詩を読んで頂くと次のような感想を紙に書いてくださったので紹介します。(以前この詩はブログの中で紹介したことがあります。)この方は85歳で認知症の棟にいらっしゃる女性です。

  「何かをしよう」

     何かをしよう

    みんなの人のためになる

    何かをしよう

    よく考えたら自分の体に合った

    何かがあるはずだ

    弱い人は弱いなりに  

    老いた人は老いた人なりに

    何かがあるはずだ

    生かされて生きている御恩がえしに

     小さいことでもいい

     自分にできるものをさがして

     何かをしよう

     一年草でも

     あんなに美しい花をつけて

     終わってゆくではないか

       詩人 坂村 真民

Dscn1460

見えますでしょうか?いくつになっても、感謝の気持ちと一生懸命に生きようとする姿勢が伺えます。私も日々の入所者とのかかわり、対話の中で多くのことを学ばせて頂いています。

私は、精神対話士としては勤めているわけではないのですが、皆さんが喜びそうな詩や言葉などを提供し色々と対話につなげたりしています。そして、少しでもお年寄りのみなさんが元気になったり勇気をもってくれたり嬉しい気持ちになることを私は私の喜びと思っています。

今の間にたくさんの入所の人達と対話をつづっておきたいと思いました。みんなが一生懸命に生きたあかしなんです。決して無駄にはしたくないです。

   ~ 詩を読まれての想い ~

85才のおびただしい人生を、今 終へようと言う時季

が目の前に訪れている。

何をしようかと言う問いに関しては、

暫く、じっと考えてみたが、なかなかその問いに関しては

こたえられない。私の至らない心境を悲しく思う。

85年の余りに無意味な人生をふりかえって見て

至らなかった私を反省するのみの一語につきる。

でも、ここまで歩んできた人生は、再び後かえりすることはできない。

後かえりすることのできない今日の一日一日を、今からでも全力を

つくして全うして、残り少ない日々を生きぬいていきたいと思う。

かしこく、美しく人間の道を、私なりに生きぬきたいと思う。

私を生んで育ててくれたお母さん、ありがとう。

今年のよき年よ さようなら

   平成19年11月29日(木)

          

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勤めている施設の中庭で写しました。入所の皆さんの心を和ませてくれます。

紅葉がとても綺麗です。

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